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菅田代表提言 第36回
高市早苗自民党総裁へ
令和7年10月9日
石破茂極左政権に終止符が打たれて、やっと高市早苗自民党総裁が誕生しました。
公明党は早速歴史認識や靖國神社参拝について意見を述べておりますが、これは中国を意識しての発言でしょう。国会議員たる者、靖國神社に参拝するのは当然であり、これが政治問題化する事がおかしいのです。
代表提言第8回で靖國神社について書きましたが、戦後昭和天皇も御親拝されておりましたし、首相も参拝しておりましたが何の問題にもなりませんでした。これが問題になったのは、中曽根総理の時です。中国の権力闘争に巻き込まれる形でその後参拝を躊躇するようになりました。
昭和1969(昭和44年)靖国神社創立百周年に際して昭和天皇御親拝
それに「A級戦犯が合祀されているからけしからん」と言う人もいますが、これは全くの無知からくる発言です。戦犯として処刑された人は、サンフランシスコ講和条約締結後に国会議員全員の決議により「法務死」とされ、戦死と同じ扱いにするとしたのが日本国の見解、立場です。それを一般人ならいざ知らず、自民党総裁選挙に出た林芳正さんまでもが「A級戦犯分祀」発言をしておりますから、話しになりません。これは中国に対するリップサービスでしょうが、全く情け無いとしか言いようがありません。
もしアメリカ大統領がアーリントン墓地に供花する時、日本の国会議員が「アメリカは日本中の都市を無差別爆撃し原爆まで投下して無辜の非戦闘員を大量虐殺した、故に大統領はアーリントン墓地に行くべきでは無い」と発言したらどうでしょうか。アメリカ政府は「内政干渉だ」と反発するでしょう。
安倍晋三元総理が靖國神社に参拝した際、当時参議院議員だった衛藤晟一さんが事前にアメリカに根回していたにもかかわらず、当時オバマ政権のバイデン副大統領は「落胆した」と発言しました。衛藤さんは「こっちこそ落胆した」と言っておりました。
日本に対するこうした行為は、米中韓いずれも本来絶対やってはならないタブー(信仰の自由)を犯しているということに気が付いていない筈は無いと思います。しかし日本政府が弱腰だから、いつまでも外交カードとして高飛車な態度を取るのです。
安倍総理は堂々と靖國神社を参拝したかったのですが、側近の大反対によって2回目は見送るようになりました。日本政府内には「獅子身中の虫」が沢山いる事がこれで分かります。
補足説明
絶対服従と自由は矛盾しない
たとえ毎日強制労働させられ、行動の自由がゼロだったとしても、頭の中で何を考えようが何を信仰しようが強制されなければ、そこに自由はあります。アメリカはイラクに戦争を仕掛けても、イスラム教からキリスト教に改宗しろとは絶対に言いません。それはタブーだと知っているからです。高市総裁には信念を貫いて貰いたいと思います。
かくまでに 醜き国に なりたれば
捧げし人の ただに惜しまる (戦争未亡人の和歌)