2021/05/26

 

第五十三回歴史講演会ご報告


生涯500もの企業を興しながら財閥を作らず
日本経済の発展に尽くした実業家
今、日本国民が一番学ぶべき偉人

渋沢 栄一

  
 武漢コロナ禍の中、歴史講演会を無事開催できました事、関係各位に

  心より感謝申し上げます。

  渋沢翁が私淑されていたのは、西郷隆盛と乃木希典であったということ。

  両氏は、明治天皇との深い関係、そして乃木大将は昭和天皇がご幼少の

  時に学習院大学の学長としてご養育に努められたという事に鑑みると、

  やはり皇室と深いつながりがある偉人はどんなに偉くなっても私欲無く

  国のために尽くされており、そのスケールの大きさには驚かされます。

    
   
菅田代表挨拶 



和田政宗参議院議員による来賓挨拶



岡田幹彦先生による熱のこもった講演







司会は、吉田良名取市議会議員


後援会に参加出来なかった方は、是非岡田先生の著書をお求めください。

日本の偉人物語第6巻(最新刊)に、渋沢栄一と昭和天皇が掲載されています。





2021/05/14

反対する人は人を不幸にしている……「選択的夫婦別姓」推進派に奢りはないか

 宮城ビジョンの会は、 選択的夫婦別姓に反対の立場を明確にしています。時代の流れと言わんばかりに賛成意見ばかりが目立って報道される中、次の記事を見つけましたのでご紹介致します。


5月7日配信のデイリー新潮ウエブ版

反対する人は人を不幸にしている……「選択的夫婦別姓」推進派に奢りはないか

椎谷哲夫(しいたに・てつお) ジャーナリスト(日本記者クラブ会員)、皇學館大学特別招聘教授。宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学院社会科学研究科修士課程修了。元中日新聞東京本社(東京新聞)編集局編集委員。警視庁、宮内庁、警察庁などを担当。著書に『皇室入門』(幻冬舎新書)など。


 今年3月3日、参議院予算委員会で夫婦別姓問題をめぐって議論が行われた。夫婦別姓派の草分け的存在とも言える社民党の福島瑞穂氏が、大臣として東京五輪担当と男女共同参画担当を兼ねる丸川珠代氏に対し、就任前に別姓に慎重な立場を示していたことを取り上げて追及した。丸川氏は「私には私の考えがあるのは確かでございますが、それはそれとして、今、大臣の任にございますので、私は大臣としてしっかり務めを果たしたいと思っております」などと答弁した。しかし、福島氏は納得せず「なぜ選択的夫婦別姓に反対なんですか」などと同じ趣旨の質問を5回も6回も繰り返した。



元衆院議長が丸川珠代大臣への“追求”を「支離滅裂だ」と言った理由


 妻が職場などで使っている通称名(姓)は、夫の姓と違うから「通称名」なのだ。福島氏はなぜ「家族で姓が違うじゃないですか」などと的外れなことを言ったのか。「夫婦別姓に反対なのであれば、旧姓を通称名として使うのではなく、戸籍の姓を使うべきだ」と言いたかったのだろうか。  これには、さっそく元衆院議長の伊吹文明氏が反応した。伊吹氏は翌3月4日の二階派の会合で「支離滅裂な批判だ。通称の『丸川』を使ってうまくいってるなら別姓にする必要がない」と述べた。そして、「自分と異なる意見の人をあれだけ面罵したら民主主義は成り立たない」とも批判した。  実は、福島氏と同じような発言は他にもあった。立憲民主党の参院議員である蓮舫氏の2月25日付けのツイッターである。「ご本人も旧姓を名乗り、夫婦別姓を貫いておられるのに」とつぶやいたのである。結婚後に旧姓を通称名として使うことが、なぜ「夫婦別姓を貫くこと」なのか。蓮舫氏の勘違いだろうか。いや、そうではあるまい。  選択的夫婦別姓に慎重な国会議員らによって、旧姓の通称使用を拡大して法的根拠を持たせようという動きが出ているが、これを阻止しようと意識した発言であろうことは想像がつく。

「選択的夫婦別姓に賛成7割」という調査はどこまで公正だったのか


 調査は令和2(2020)年10月中旬、民間調査会社に依頼して20~59歳の男女7000人から回答を得た。陳情アクションのホームページ(HP)には「全国では70.6%が選択的夫婦別姓に賛成、一方で反対は14.4%という圧倒的な結果になりました」と勝ち誇るように書かれている。具体的にはどういう調査なのか。  質問は四択で、その結果は以下のとおりである。

菅首相「聞き方とかそういうことで(結果が)変っていることも事実」


 しかし、法務大臣の上川陽子氏の答弁はそうではなかった。同じ真山氏の質問に対し「それがどんな形で行われていたのかということについては定かではございませんけれども、一つの調査として大変貴重な調査というふうに思います」と答弁した。「どんな形で行われたのか定かでない」のに「大変貴重な調査」と言うのだ。国の法務行政を担う閣僚の答弁としては、いささか危うくはないか。

朝日新聞デジタルの意識調査は「選択的夫婦別姓に反対」が過半数の55%

夫婦の意見が対立したら「子どもの姓」を家庭裁判所に決めてもらう!?

「反対する人は、人を不幸にする」と威圧する選択的夫婦別姓論の不気味さ


 夫婦別姓には誰にも反対する理由がなく、異を唱えることは「人を不幸にする」ことだと言うのである。  心理学者の小倉千加子氏は、社会学者の上野千鶴子氏と対談した『ザ・フェミニズム』(2002年、筑摩書房)の中で、「夫婦別姓」に対して次のように語っている。「私はないほうがましと思っているんです。夫婦別姓になったらとんでもないと思っています」「夫婦別姓になったら、まるで夫婦別姓をしている人の方が進んでいて、夫婦同姓の人の方が遅れているみたいになりかねない。 そこでまた一つの差別化が行われるわけじゃないですか。今はまだ一つで、いっしょだからいいですけれど」。前川氏の辛辣な言葉を聞くと、既にこうした差別が始まっているような気がして不気味だ。  その小倉千加子氏はいわゆるフェミニストの中でも、事実婚を含む「結婚制度」そのものに否定的で、既成のいわゆるリベラルフェミニズムを批判する立場から夫婦別姓に言及しているのだが、次のようにも語っている。

「若い子はこのごろ、同姓になりたがっています。私はそっちを応援しますね。『好きやったら、苗字も捨てる!』 そこまで行けよ! と」「彼の苗字になりたいというナイーブさを、あえてここで支持するのであって、別姓にしてまで、なんで婚姻届を出すんでしょうか」。 デイリー新潮取材班編集 2021年5月7日 掲載




2021/05/07

第五十三回歴史講演会のご案内

 

最新行事の告知

第五十三回歴史講演会のご案内


生涯500もの企業を興しながら財閥を作らず
日本経済の発展に尽くした実業家
今、日本国民が一番学ぶべき偉人

渋沢 栄一

※チラシをクリックすると、ダウンロード出来ます。

 桜花爛漫の春を迎え、貴方様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、新型コロナウイルス感染症は未だに終息の兆しが見えず、長引くデフレと新型コロナの影響で、宮城県の中小企業や地方経済は大変厳しい経営環境に追い込まれています。
 そこで、地方経済再生の一助として、4月29日昭和の日、三橋貴明先生を仙台にお招きして経済講演会を開催致しました。

 お陰様で予想以上の反響を頂き、コロナ禍にありながら申込みは定員に達し、締め切らせて頂きました。

 本来 経済 とは世を治め民を救う 経世済民 の意味であり、国民を豊かにして国を繁栄させるのが国の経済政策であるはずです。ところが、過去二十数年間の日本は、吾々国民が知らない間に世界で唯一のマイナス経済成長国となり、経済大国どころか経済衰退国となってしまっていたのです。

 米国、EU、中国は毎年順当に経済成長しているにも関わらず、日本だけが低迷状態を続けています。これは明らかに国の経済政策が間違っているからであり、デフレのときに消費増税をしたり緊縮財政や規制改革をすれば、給料は上がらず消費は冷え込み、税収は落ち込み経済が衰退して国力が低下するのは当然と言えるでしょう。その意味で、 経済も国の舵取りを誤ると、国を衰退させ国民を不幸にするということなのです。

 三橋先生が、日本経済再生の手がかりとして提唱しているのが、正しい国家観正しい貨幣観、そして 共同体の再生であります。

 そこで今回の歴史講演会は、士魂商才・日本資本主義の父「渋沢栄一」 をテーマと致しました。まさに正しい国家観と経済観を持って、共同体の繁栄を願ったのが 渋沢栄一ではなかったかと思うからです。

 実業家となった渋沢は、少年期に学んだ孔子の『論語』の精神を生かして、 私利私欲を追求し、ひたすら営利をむさぼる実業家ではなく、たくさんの人に利益をもたらす、仁愛の精神を持った実業家になろうと決意したのです。国家や社会のための公益を大切にするという、この考えのもとに、渋沢は第一国立銀行や東京商法会議所を設立させ、王子製紙、日本郵船、帝国ホテル、札幌ビール、東京電力、東京ガス等、現在も残るおよそ五百社にもおよぶ企業を立ち上げました。

 それにも関わらず、渋沢は三井、三菱のように 渋沢財閥 を作らなかったのです。渋沢は経済人・実業家であるだけでなく、確固とした哲学をもった思想家でもありました。日本の実業界、資本主義は、『論語と算盤』をかかげる渋沢栄一によって切り開かれ、リードされていったことで、 利益一辺倒 や 儲かればすべてよしではなく、道徳と経済の両立をめざした、バランスのとれた方向に向かっていったと考えられます。まさにこのことこそが、近代日本の経済政策にとって最大の幸運 だったと言えるのではないでしょうか。

■と き  5月23日(日) 午後2時~4時
■ところ  中小企業活性化センターセミナールーム2B(アエル6階)
■主 催  宮城ビジョンの会 事務局 電話 022(285)3383
                  FAX 022(285)3316
■参加申し込み方法
一.感染防止のため参加者は先着36名様 とさせて頂きます。参加ご希望の方はチラシ裏面をダウンロード、印刷しFAXにてお申し込み下さい。
●参加費は協賛金として一口1,000円(何口でも可)。事前にお納め頂けると幸甚です。
●支払い方法 
  郵便振替    口座記号番号:02260-2-13019
         加入者名:宮城ビジョンの会
 ※協賛金のみで不参加の方 は、その旨振替用紙にご記入ください。

一.定員に達した時点で締め切りとさせて頂きますのでお早めにお手続き下さい。
 
※チラシ裏面 クリックして、ダウンロード出来ます。