菅田代表提言 第48回
令和8年10月11日
宮城ビジョンの会代表 菅田彰人
アメリカ その4日本はアメリカの保護国?
ジミー・カーターアメリカ大統領(在任1977~1981)の補佐官(国家安全保障担当)だったブレジンスキーは、ウォールストリートジャーナルに「日本はアメリカの保護国」と書きました。これに怒ったのが親米保守論者の田久保忠衛先生です。田久保先生はアメリカの友人に、
「ブレジンスキーが日本に対して無礼な事を言っているが貴方はどう思うか?」と尋ねたところ、
「田久保、何を言っているんだ。口には出さないが皆なそう思っているよ。」と言う返事が返って来たと仰っていました。ブレジンスキーは、日本はアメリカの(核の傘)で守られており、アメリカに国防を委ねているのだから、アメリカの言うなりに行動するしか無い。故に日本はアメリカの保護国だと言ったのです。
これは30年位前の話ですが、現在はどうでしょうか?石破政権の時、自動車の関税を下げて貰う為に日本はアメリカに80兆円の投資をする事になりました。その投資で得た利益を日米で折半するなら納得しますが、利益の9割はアメリカが取り、1割が日本の取り分だというのです。農産物では日本からアメリカへの輸出は制限され、アメリカからの農産物の輸入は残留農薬の規制が5ppmから30ppmに緩和され輸入されています。またアメリカでは使用が禁止された除草剤(グリコサート)が日本のホームセンターで堂々と売られています。それから「アメリカの要求に屈するとマズイです。」と政府に諫言する官僚は左遷されてしまいます。悲しい哉これが現在の日本です。
幕末の勤王の志士吉田松陰先生は、日本の将来を憂い次の言葉を残しています。
「独立不覊(ふき)三千年来の大日本一朝人の羈縛(きばく)を受くること、血性ある者視るに忍ぶべけんや」
(訳:「(神武天皇の建国以来)三千年もの間、どこの国にも従わず独立を保ってきたこの大日本が、ある朝突然、外国の支配や束縛を受けるようになってしまった。血の通った熱い心(正義感や愛国心)を持つ者なら、どうしてこの無残な現状を黙って見ていられるだろうか。到底、耐えられるはずがない。)
今の日本に必要なのは独立不覊の精神だと思います。アメリカに要求されたものは何でも聞いてしまうようでは駄目です。
アメリカに脅かされたら、「半導体製造に必要な部品や工作機械、フォトレジストなど止めます」と言えばいいのです。またアメリカの航空機は日本の炭素繊維を使用しないと作れませんから、これらも止めますと何故言えないのか。脅かされたら逆に脅し仕返す位でないと日本は一方的に搾取されるだけなのです。
この状況を打破するには、基本的に国防は他国に頼らない、武器は国産品を使用する、食糧もエネルギーも自給出来るようにする、そして核武装を目指す事が必要だと思います。核武装を目指すことは大変な反発を受けそうですが、これを避けていたのでは永久に日本はアメリカの保護国で有り続けるでしょう。インドが核武装してアメリカと同盟を結ばないのは日本のような情け無い状況になりたく無いからです。
紀元前にアフリカ大陸の北岸を中心に地中海貿易で栄えた国家カルタゴは、ローマとの第二次ポエニ戦争に破れた後国防をローマに頼り、商業では繁栄しましたが最終的にローマに滅ぼされ、そのローマもゲルマン人に国防を任せた為崩壊し、朝鮮もまた国内の暴動をシナに鎮圧して貰うような有様でしたから日本に併合されたのです。これらの歴史に学び、真剣にアメリカからの独立を目指さなければならないと思います。以上
補足説明
田久保忠衛先生(1933~2024)
外交評論家、政治学者、政治活動家。専門は国際政治学、アメリカ外交。法学博士。日本会議第4代会長(在任時に逝去)、美しい日本の憲法をつくる国民の会共同代表、国家基本問題研究所副理事長、明治の日推進協議会会長、富士社会教育センター理事、新しい歴史教科書をつくる会理事などを歴任。
核の傘
一般的に日本はアメリカの核の傘で守られていると言われておりますが、アメリカの政府内で仕事をしている人達は「核の傘で日本を守っている」と発言しますが、それは、米政府として日本を従わせるためです。しかし、彼らが政府の仕事を辞めて暫くすると、日本を従わせる任を解かれていますから良心に従えばウソをつく必要がありませんので「核の傘は存在しない」と完全否定します。これは実際には核の傘など存在していない何よりの証拠です。
考えてもみて下さい。中国やロシアそして北朝鮮が日本に核攻撃した時、アメリカが日本の為に核攻撃で報復してくれる筈など有りません。何故ならそんなことをしたら必ずアメリカが核攻撃されるからです。どんな大国も一発の核攻撃には耐えられないのです。これは当たり前の話です。
エネルギーの自給
日本は石油の産出が殆どないのでエネルギーは自給出来ないと思われておりますが、ハイドロゲンテクノロジーという会社が鉱物やアルミに水を入れて、純度が高くしかも安価に水素を製造しています。現在富士吉田市でその水素で発電しておりますから将来は水素でエネルギーを賄う時代が到来すると考えます。それから核融合による発電も日本が最先端にいるようです、こちらも実現が期待されています。
菅田拝














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