2016/04/11

4月28日は主権回復の記念日、29日は昭和の日です。


         広島ご巡幸の際、7万の国民に歓迎される昭和天皇     

謹啓


 桜花爛漫の春を迎え、貴方様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 間もなく4月28日。昭和27年にサンフランシスコ講和条約が発効され、わが国が主権を回復した日を迎えます。
 
 この時の歓びを昭和天皇は、

「風さゆるみ冬は過ぎてまちにまちし八重桜咲く春となりけり」
「国の春と今こそはなれ霜こほる冬にたへこし民のちからに」

と詠まれました。

 主権回復は単に条約上の問題ではなく国民と共に国難を乗り越えられた陛下の歓びそのものでした。大東亜戦争の敗戦・占領はわが国未曾有の国難でした。その国難に対し、昭和天皇は国民を慰め励まし生きる勇気を与え復興に起ち上がってもらうことが自らの責任であると「全国ご巡幸」を始められたのです。

 ご視察日数165日、距離数3万3千キロ。沖縄を除く全国46都道府県を隈無く歩かれました。被爆地広島では七万人の県民が陛下の御巡幸に感泣し生きる希望を見出しました。佐賀の因通寺では両親の位牌を抱えた戦災孤児を涙を流して励まされました。静岡では巡幸反対を唱える共産党員もお帰りの際には「天皇陛下万歳」を叫んでいました。北海道ではアイヌの伝統衣装に身を固めた長老たちが日の丸を振って陛下をお迎えしました。戦いに敗れ焦土と化した日本は、ご巡幸によって国民の心が一つになり奇跡の復興を遂げたのでした。
 主権回復後64年目の春を迎え、国難を乗り越えて尚、今も輝き続けている美しい日本の国柄を、守り伝えていくことを改めて決意した次第です。
 末筆ながら、更には、29日は昭和天皇のお誕生日「昭和の日」であることを述べさせて頂きます。
  
 今後とも、皆様のご支援、ご教授を心よりお願い申し上げます。 


敬具



追伸:因通寺でのエピソードは、歴史ブログ「ねずさんのひとりごと」で詳しく読むことが出来ます。是非どうぞ。
   http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1322.html
                          



宮城ビジョンの会 代表世話人 菅田彰人






左:地方巡幸の初日、横浜の稲荷台共同宿舎を訪れ戦災者を激励する昭和天皇(右)=1946年2月19日撮影(毎日新聞)


下:四国高松市ご巡幸

2016/04/10

「教科書贈収賄問題」の取り組みにご協力下さい!

宮城ビジョンの会は、「教科書贈収賄問題」について、二つの取組に賛同し、協働しています。

是非、ご協力下さい!



1、「教科書贈収賄問題」これまでの経緯


①三省堂などが検定中の教科書を教員等に見せて謝礼を渡していたことが発覚し、調査の結果全22社の内12社が検定中の教科書を教員等5,147人に見せ、内10社が3,996人に謝礼として数千円から5万円の金品を渡していたことが明らかになった。

②教員等への金品提供が確認されたのは、東京書籍(2,245人)、教育出版(1,094人)、光村図書(463人)、大日本図書(83人)、三省堂(53人)、数研出版(27人)、学校図書(20人)、日本文教出版(12人)、教育芸術社(5人)、啓林館(4人)、開隆堂、育鵬社は閲覧行為だけだった。

③宮城県でも東京書籍、光村図書の2社から40人がお金を受け取ったことが判明。内16人が教科書選定用資料を作るなど採択に関わっていたにも関わらず、県教委は議事録などから特定の教科書が有利になるような関与、発言はなかったと結論づけた。

④3/31、文科省は今回の調査結果を踏まえ、特定の教科書会社と関係する人を調査員などに選任することは「不適当」と明記した通知を各都道府県教育委員会に発出した。

(①②1/22産経ニュース、③3/16毎日新聞、④4/1産経新聞)


2、「つくる会」「告発する会」が教科書会社を刑事告発


地方公務員である教員が、少額とは言え教科書会社から謝礼や物品を受け取っていたことは明らかに「贈収賄」であり、「犯罪」と言えます。特に、子供達に善悪を教える立場にある教員としてはあるまじき行為であり、これを県教委の聞き取り調査を持って「お咎め無し」で「一件落着」とすることは、許されることではありません。
そのため、「新しい歴史教科書をつくる会」が教科書会社10社を「贈収賄」で東京地検特捜部に刑事告発し、大阪では有志により「教科書採択構造汚職を糾弾し、告発する会」が設立され、大阪地方検察庁に教科書会社を刑事告発することになりました。


3、「要望書」と「嘆願書」のご協力を


「要望書」の郵送

「新しい歴史教科書をつくる会」が自民党の谷垣幹事長、稲田政調会長宛に提出した、自民党の国会議員が国会で全容解明のための徹底調査と、「該当する教育委員会の採択の無効化とやり直しの検討」や「謝礼を受け取った当事者の氏名公表と処分」などの要望について早急な実施を求める「要望書」の提出にご協力下さい。要望書に「住所」「お名前」「電話番号」をご記入の上、下記までご郵送をお願い致します。

〈郵送先〉自由民主党本部政務調査会宛
〒100-8910 東京都千代田区永田町1-11-23

 ◆要望書はこちらからダウンロード出来ます



「嘆願書」の郵送
大阪で6人が発起人となり「教科書採択構造汚職を糾弾し、告発する会」を設立しました。
そこでは、「嘆願書」を作成し、1,000名の署名を集めて大阪地方検察庁に刑事告発すること
になりました。1枚に5人の名前を署名することができますので、嘆願書に「ご署名」「捺印」
の上、下記までご郵送をお願い致します。
〈郵送先〉南木隆治様宛
〒580-0022 大阪府松原市河合2-6-6
電話072-333-3947

 ◆嘆願書はこちらからダウンロード出来ます



※参考ブログ、動画

和田政宗参議院議員が国会で質問されています。

*「日本のこころを大切にする党」前衆議院議員三宅博氏がチャンネル桜で報告されています。ご覧下さい。




2016/04/05

平成27年度最後の世話人会報告

3月29日(火)に平成27年度最後の世話人会が開催されました。
議題の概要をご報告します。
1,代表世話人挨拶
2,第44回歴史講演会開催打合せ・・・参加者100名を目標に!
3,第4回憲法を考える県民の集い 6月26日(日)
  開催目的、スケジュール、プログラム、若者を集める為に


4,「教科書贈収賄問題」についての取り組み

 新しい歴史教科書をつくる会が行う、教科書会社10社を「贈収賄」事案として東京地検特捜部に刑事告発、文科大臣宛の6項目要望書、自民党幹事長と政調会長宛に徹底調査と文科省への提言を要望などに賛同する「要望書」の提出に協力する。


 「教科書採択構造汚職を糾弾し、告発する会」の嘆願書に協力する。


 宮城県でも東京書籍、光村図書の2社から40名がお金を受け取った事が判明。内16名が教科書選定用資料を作るなど採択に関わっていたにも関わらず、県教委は議事録などから特定の教科書が有利になるような関与、発言は無かったと結論づけたり、営利が目的ではなく懲戒処分にまでは至らなかった等とお茶を濁して「贈収賄事件」を無かったことにするのは、子供たちに正義と不正を教えるべき教育機関としてあるまじき行為であり、「採択のやり直し」や「無効化」も含めて厳しく対処するよう、県議会に請願する必要があるのではないか。


5,月刊誌「明日への選択」購読の勧め


等々について打合せ、議論を致しました。


来月は4月19日(火)開催予定です。