2016/10/28

「第四十五回歴史講演会」のご案内

「第四十五回歴史講演会」のご案内


謹啓

 実りの秋を迎え、貴方様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 
 さて、連日豊洲市場の移転問題が報道されています。今回の問題は、桝添前知事の不適切な公費使用や公用車の公私混同問題などと同じく、都民の生活や幸せを第一に考えるという、公僕として一番大切な「公の精神」を失っていることにあるのではないでしょうか。
 
 今から二百年前、自らの身を削って「後世の参考になる地図を作りたい」と、地球一周の距離に匹敵する三万五千キロを徒歩で測量し、足かけ十七年をかけて正確な日本地図を作成した人物がいました。それが「伊能忠敬」です。

 忠敬は幕府の測量技師でも藩の役人でもありません。四十九歳で家業を長男に譲り、五十歳で江戸に出て暦学・天文学を学び、五十五歳で蝦夷地の測量を行いました。しかも、幕府の財政援助はなく第一次測量のときは、地図が完成してから測量手当として二十二両(約二百二十万円)を受け取りましたが、百四十両(約一千四百万円)は身銭を切ったと言われています。日本全国の測量が終わったときは七十一歳になっていました。

 日本最初の実測地図「大日本沿岸輿地全図」が完成したのは忠敬の死から三年後でした。人生五十年の時代に日本全国を徒歩で歩き、地図の完成を見ることなくこの世を去った忠敬。しかし、彼の悲願とした日本地図は後世に残り、日本の美しい姿を世界に示すことができ、植民地化を目論む欧米列強から日本の国土を守ることができたのです。

 私心を捨てて公に生きた伊能忠敬。彼をこうまで突き動かしたものは一体何だったのでしょうか?

 この度、「伊能忠敬ーその不撓不屈の精神に学ぶ」をテーマに「第四十五回歴史講演会」を開催することになりました。
 
 東京都庁の職員はもちろん、公に携わる全ての人々、将来に夢を抱く若者達、そして第二の人生を模索するシニア世代の方々にも是非聞いてもらいたい話です。

 この機会に一人でも多くの方々をお誘いの上、ご参加下さいますよう、謹んでご案内申し上げます。

 又、歴史講演会は若い人達にも参加してもらい、日本の正しい歴史を知ってもらうために学生は無料としています。

 末筆ながら、貴方様の益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。


敬具

平成二十八年十月吉日

宮城ビジョンの会
代表世話人 菅田彰人


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