2019/06/05

第50回憲法改正を訴える街頭活動報告

6月4日火曜日、記念すべき第50回憲法改正を訴える街頭活動を仙台市一番町アーケード平和ビル前にて開催しました。
 
 8名の仲間が仕事の合間など時間の都合をつけて駆け付けて下さり、思いの丈をマイクにぶつけました。
         


 私達は、「日本を良くする。未来志向の憲法改正」を目指しています。ですからそのシンボルとして日章旗を掲げております。また、憲法に自衛隊を明記する9条改正を訴える為に、背中に「自衛隊さんありがとう」のポスターを背負っています。

 仲間の自衛隊OBで、現在家族会会長であられるK氏がいつも「自衛官は入隊時に『服務の宣誓』をします。日本国憲法と法令を遵守すると共に政治活動に関与しないという文言があります。だから、憲法改正について意見を言えません。意見を言えばクビになるのです。だから、OBの我々が代わりに言わせて貰います。『自衛隊は憲法違反だ』と言われるのは、命がけで任務に就いている自衛官に対して『犯罪者の様な仕事をしている』と言っているのと同じです。」と訴えられます。



 この日、二組の男性グループに私がチラシを差し出した所、30代位の男性が「自衛隊さんありがとう」のチラシを見て、小声で「自分は自衛官です」と仰いました。とっさに、彼らに迷惑をかけられないと思い、小さな声で「いつも有り難うございます」とお伝えした所すぐに信号が青になり足早に立ち去られました。

 もう一組は、まだ10代かと思われる若い三人組みでした。チラシを差し出すと、三人が揃って胸の前でバツ印を作ったので、私はとっさに小声で「ひょっとして自衛官の方ですか?」と聞くと小さく頷かれました。更に小声で「『有り難うございます」と伝えるとアイコンタクトで「分かっています」という表情をされ、そのまま立ち去られました。
 私は、K氏がいつも仰っている言葉を思い出し胸が苦しくなり、目頭が熱くなりました。

 「政治活動に関与せず」という文言で、自衛官の方々は一個人として意見を言う事すら許されない。2年前に当時の河野統合幕僚長が「憲法という非常に高度な政治的問題なので、統幕長という立場から申し上げるのは適当ではないが、一自衛官として申し上げるならば、自衛隊の根拠規定が憲法に明記されるということであれば、非常にありがたいと思う」と記者からの質問に答えただけでメディアは批判的に報じ、当時の国会では野党には解任を求める声まで出ました。

 活動の後、仲間にこの事を話した所私と同様に目を赤らめて「まるで自衛官には人権が認められていないみたいじゃないか」「憲法に自衛隊を明記しなくても大丈夫みたいなことを言う専門家もいるが、我々国民の責任として絶対に自衛隊の違憲論に終止符を打たなければならない。国民の責任だ」という意見で一致し、改めて自衛隊への感謝の気持ちと憲法改正への決意を新たにしました。

 いつも応援して下さる皆様には心より感謝申し上げます。
次回は6月18日火曜日に開催します。


「参考まで」
自衛官の服務の宣 誓
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法 及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。