菅田代表提言 第23回 虚構の南京大虐殺 その1
令和6年9月14日
今回は、NHKに勤務していた中国人が、無断で「南京大虐殺と従軍慰安婦を忘れるな」と発信した事が、話題になりましたので、虚構の南京大虐殺について書きます。
まず述べておかなければならないのは、当時アメリカとイギリスが中国の蒋介石を支援する一方、蒋介石は日本の軍事行動を些細な事でも国際連盟に提訴しており、これを受けて国際連盟は日本の軍事行動に対して度々非難決議を行なっておりました。そういう状況でありながら、蒋介石はいわゆる南京大虐殺について国際連盟に非難提訴していないだけでなく、連盟で議題にさえ上がっていなかったのです。また蒋介石は外国人記者に向けた会見で、反日宣伝は大いにやっておりましたが南京大虐殺について一度も触れた事がないのです。これだけの事実を踏まえて、南京大虐殺は歴史的に無かったと理解して貰えると思います。
しかし南京で混乱があった事は事実です。何故混乱が起きたのかというと、まず蒋介石がさっさと逃げてしまいました。日本軍は南京攻撃前に降伏勧告をしていましたがそれに応じず「日本軍と徹底的に戦う」と蒋介石に啖呵をきった司令官の唐生智も逃亡してしまいました。ですから中国軍は日本軍に対して正式に降伏する事が出来なくなってしまいました。それから中国軍人達は軍服を脱ぎ捨て、南京市民の衣服を奪い便衣兵(ゲリラ)となり、南京市民が居た安全区の中に紛れ混んでしまいました。これが大変な混乱を招きます。
日本軍は安全区と呼ばれる一般市民の居住区には攻撃しませんでしたので、南京市民で日本軍に虐殺された人は皆無と思われます。日本軍は便衣兵と市民を分離する為に、まず一箇所に市民を集め、そこから女、子供、老人を移動させます。残った若い男達の中に便衣兵が混ざっていました。日本軍に従順な者は労務者として使い、反抗的な者は処断しました。
これを捕虜を殺害したと言う学者もおりますが、これは国際法を知らないだけです。まず便衣兵は捕虜になる資格が有りませんから、これを処断しても国際法的には合法なのです。捕虜になる為には、まず軍司令官が正式に降伏をしなければなりません。そして軍服を着て階級章をつけており、武器は見えるように所持している事、これらの条件を満たした軍人でなければ捕虜になることはできないのです。
南京を陥落させた松井石根大将は、親中的な軍人で、「中国の庶民は、軍閥(蒋介石、毛沢東、閻錫山、張学良等)の横暴の為大変苦労しているから、優しくするように」と、部下達に訓示しておりました。この立派な陸軍大将を、戦後連合国は、国際法を無視した極東軍事裁判(東京裁判)で、「虐殺の命令は出していないが、部下が行った大虐殺を防げなかったと」という信じられない不当な理由で死刑にしたのです。
◆補足説明
軍閥とは中国の一部の地域を支配し、庶民に過酷な税金を課したりして搾取していました。当時の中国には統一政府はなく、内戦状態だったのです。
次回も虚構の南京大虐殺について書きます。菅田拝