民主主義を疑え！ その２

 菅田彰人代表提言　第12回　

                                                                                   　　　　　　　　　　　　　　　　令和5年10月24日

　

　ヒトラー、スターリン、毛沢東この3人は独裁者として特に有名です。スターリンと毛沢東は選挙をせずに独裁者になりましたが、ヒトラーは何度も選挙をして独裁者になりました。まさに民主主義の中から誕生した独裁者なのです。

 ヒトラーは何故に人気があったのでしょうか？

 それはアウトバーンを作ったり、大衆車のフォルクスワーゲンを育てて国民が車を持てるようにしたり、また軍事産業に投資して軍拡をしたりと、需要を創り出して失業者を劇的に減少させたからです。

英国のチャーチルが経済学者のケインズに、「ヒトラーを批判してくれ」と頼むと、ケインズは「ヒトラーの経済政策は正しい」と言ったそうです。ヒトラー政権では「マルクの魔術師」と言われたシャハト博士が経済政策を担当しておりましたが、その政策は正しいとケインズは評価したのです。

ところで、第一次世界大戦の敗戦で疲弊し切っていたドイツは、投資資金を何処から調達したのでしょうか？

当時、アメリカ等民主主義国家の国際金融資本家がドイツに資金を出しております。そのお蔭でドイツは大国に復帰出来たのです。

 では、もしヒトラーがポーランドに侵攻しなければ第二次世界大戦は起きず、ヒトラーはビスマルクと並び称される大宰相として歴史に名を留めたかも知れないのに、何故ポーランドに侵攻したのでしょうか？

 その事については次回述べたいと思います。

菅田拝

 

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