2023/07/04

プーチンのウクライナ侵攻に思う

 菅田彰人代表提言 第6回



 プーチン大統領がウクライナに軍事侵攻してはや一年半、「ウクライナは既に敗北している」と言っている識者がいる反面、マスコミはウクライナが優勢のような言い方をしております。私は前者の立場ですが、どちらが正しいのかは分かりません。

 ウクライナ戦争と支那事変はよく似たところがあります。ウクライナにはN ATO諸国が軍事支援していますし、支那事変の時は米、英、ソ連、それから日本と防共協定を締結していたドイツも蒋介石に武器の他、軍事顧問団も送っていました。ですから南京陥落まで日本は大変苦労したのです。支那軍の飛行機を撃墜すると、パイロットは白人だったという事もあったそうです。

 現在のウクライナ軍には他国の兵が入り込んでいるとも言われております。戦争の裏には必ず大資本家や国際金融資本の思惑があります。それは今も昔も同じです。戦争が長引けば長引く程儲かるのです。世界の大事件は全て計画されているのです。

 最近英国のジョンソン元首相がアメリカで各地をまわり、プーチンを打倒すれば大儲け出来ると言っていたそうです。それはどういう事でしょうか。

 エリツィン大統領時代、アメリカの助言によりロシアの国営会社は民営化され、ロシアの天然資源による莫大な収益がアメリカの国際金融機関に流れたと言われています。その為にロシアは貧しくなり、平均寿命は僅か10年で67才から57才になったのです。こんなロシアを救ったのがプーチン大統領です。このプーチン大統領を打倒して、ロシアの資源による収益をまた国際金融資本に取り戻せと言う事だと思います。

 この貪欲さは到底日本人には理解出来ません。現在の日本も国際金融資本の餌食になろうとしている事を知らなければなりません。           

                    菅田拝