去る6月26日(日)、エルパーク仙台に於いて「第4回憲法を考える県民の集い」が成功裡に開催されましたこと、参加頂いた皆様、また心を寄せて下さいました皆様に衷心より感謝申し上げます。
講師の伊藤哲夫先生には、何故憲法改正が必要なのか、どこを変えるべきなのか、等々目まぐるしく変わる情勢の昨今見失いがちな問題の本質について貴重なご講話を頂きました。
更には、大学生3名を交えたパネルディスカッションでは、ドイツのワイマール憲法は大統領の権限だけを規定した大変杜撰な憲法であったことや、米国の占領軍は憲法そのものだけで無く、押しつけを正当化する「制定物語」までも我が国民に押しつけた事実、そして日本国民は戦後憲法に「主権者」と明記されたが、主権者として国家に対する責任、国家のことを全く考えていないので、先ずは我々は「国家無き国民」から脱却しなくてはならない。など、憲法に関わる様々な貴重なお話をして頂き、参加者一同は更に憲法についての認識をより高めることが出来ました。
参加した大学生達も、マスコミや護憲勢力の短絡的なレッテル貼りに踊らされず、憲法についてしっかりと考え正しい知識を持ち、友人達にも憲法改正の必要性を話していきたいと発表してくれたことは、主催者として何よりの喜びでした。
しかし、今回の参議委員選挙で、民進党は「改憲勢力による三分の二の議席を阻止する」ために共産党と手を結びました。共産党は、今も警察や公安から「暴力革命組織」としてマークされているれっきとした革命政党です。綱領には天皇制の廃止や自衛隊の解体を今も揚げている大変危険な政党です。にもかかわらず、民進党は共産党と手を組みました。「悪魔と手を組む位の事をしなければ勝てない」と言ったのは宮城県の民進党候補です。
「朱に交われば赤くなる」早晩民進党は共産党に喰われて結局は共産党が躍進することになるでしょう。その意味で、今回の参院選は、「野党共闘」=「民共合作」=「共産党の躍進」から日本を護る戦いとも言えます。
心ある国民、国家の大切さを理解している日本国民は軽い気持ちで投票したり、棄権することは絶対に避けるべきですし、自分にできる事は何か考えて、少しでも行動いたしましょう。
野党共闘は、断固として憲法改正を阻もうとしています。それだけでなく、「安保法制」や「緊急事態条項」にすら反対しています。現に北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験を日本に向けて繰り返しており、尖閣諸島周辺の接続水域に軍艦を侵入させた中国は、海のみならず上空で領空侵犯をしたばかりか、自衛隊機に対して攻撃動作までしかけてきました。これらの脅威は日々増幅しております。これらの外敵の侵略行為に対して、そしていつ起こってもおかしくない首都直下型地震や南海トラフ巨大地震等の激震災害に対して、起こってから準備したのでは間に合わないのです。
伊藤代表は「日本国民はいずれ中国の圧力に屈して『戦争は嫌だ、尖閣をくれてやろう』とするだろう」と言われていました。「戦争反対」「九条改正反対」を叫ぶ野党共闘の勝利を最も喜ぶのは中国であり、その意味では、今回の参院選は日本と中国の戦いとも言えるのです。
宮城ビジョンの会 代表 菅田彰人
宮城県選挙区 自民党 熊谷大
比例区 自民党 山谷えり子