2016/03/21

「保育園落ちた日本死ね」ブログに思う

早春の候、皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログが安倍政権批判に利用されています。一歳の子供を保育園に預けられなかった母親が怒りのままに書いたブログがツイッターで拡散され、それを民主党の山尾志桜里議員がこのブログを取り上げ、「待機児童ゼロ」を掲げる安倍政権への格好の攻撃材料になっているという話です。
 しかし、小生のような祖父母世代から言わせれば「始めに保育園ありき」の議論には違和感を禁じ得ません。保育園に落ちた待機児童の年齢は0~3歳。昔から「三つ子の魂百までも」と言われているように子供の人格形成に最も重要な年齢であり、子供が一番母親の愛情を必要とする時期ではありませんか。にもかかわらずママ達は何故仕事を優先するのでしょうか・シングルマザーなどの余程の事情がある場合は別として、食費も学費もかからない乳幼児の子育てであれば、生活費を切り詰めてでも育児に専念するのが親の務めではありませんか。「育児」は子を育てると書きます。保育園に預けるのは「託児」であり、「育児」ではありません。「どうすんだよ会社辞めなくちゃならねーだろ。ふざけんな日本」。親の責任を放棄して国の責任にして憚らない、こんな「わがママ達」が増えたらそれこそ「どうなるんだよ日本」です。
 その意味では今必要なのは「保育園」ではなく「母(ぼ)育園」だと思うのは小生だけでしょうか。皆さまは如何お考えでしょうか。


                           宮城ビジョンの会代表 菅田彰人